土地の値段とは(1物4価について)0
7月に入り、2024年の路線価が発表されました。
ご自宅や土地をお持ちの方はチェックされたことはありますか?
今年の全国平均は去年より2.3%増え、3年連続で上昇。
都道府県別では1位が福岡県、2位が沖縄県、3位が東京都。
どこもインバウンドが回復してきたことが影響と思われます。
場所別でみると、スキーの観光名所である長野県の白馬村のあるエリアが32.1%、
熊本県菊陽町のあるエリアが24.0%と大きな上昇となりました。
前者は冬の時期だけでなく、通年で楽しめるリゾート地として進化したことにより、
リゾート地でゆっくり過ごしたい国内外の旅行客が増えたことが要因かと思われます。
後者は半導体メーカー「TSMC」が工場を建設したことで人口が増えたことなどが主な要因です。
ちなみに弊社サクセッションのある川西市の川西能勢口の中心地
阪急川西能勢口駅と阪急百貨店との間のバス停留所のある路線価はというと…
令和5年度は1㎡あたり540,000円でしたが、令和6年は560,000円と上昇していました。
平成30年には400,000円だったものがこの6年間で15万以上上昇したということなので、大きいですね…。
お店に並んでいる商品には「◯◯円」と提示されていますが、土地の場合現地に「◯◯万円」と値段が提示されているわけではありません。
土地の価格には以下の4つがあります。(1物4価)
「公示価格」
「実勢価格」
「路線価」
「固定資産税評価額」
同じ土地なのになぜ提示されている価格が違うのでしょうか。
それはそれぞれが違う目的のために価格設定されているからです。
次回からそれぞれの価格について触れていきたいと思いますのでよろしくお願いします。