裁判官も人である
今月の読書
『裁判官も人である』
良心と組織の狭間で苦悩するエリートたち「あなたに人が裁けるか?」
著 者:岩瀬達哉
発行者:渡瀬昌彦
発行所:株式会社講談社
定 価:本体1700円(税別)
2020年2月19日の日経新聞にも掲載していた本ですが、私も長生きすると、子供ころ習った知識に疑問を感じることが多くなり、特に現状の司法(裁判所:最高裁)への疑問を感じています、また三権分立を習い、理解していた今までの自分に整理ができない今を解決できればと思い購入
以前、砂川判決を根拠に解釈をゆがめ決定した、某総理大臣への不安を感じネットから砂川判決を読むと、その当時の最高裁がだした答えは、解釈とか根拠とかの判決ではなく、判決を放棄し司法判断を逃げた判決でした。
その時に感じたのが、某総理大臣に憲法を触ってほしくない、また、司法は国がからむ訴訟には逃げる・・・
最近では原発の再稼働、指し止め訴訟でも地裁で指し止め判決が出ても、高裁・最高裁では逆転判決が当たり前のように・・地裁判決の根拠を、無視した判決。
指し止め判決をだした裁判官が、その後、移動を余儀なくされる経緯、司法(裁判所)の立ち位置は国の一部のような姿勢
読めば読むほど、日本の司法制度に不安を感じてします。